Abstract


近年コンピューターウイルスのひとつであるワームがインターネット上の脅威となっており,効率的に防ぐためには,ワーム感染のモデル化が重要である.AAWPモデルなどの既存モデルでは感染確率を静的に扱っており,現実のワームの様々な感染の表現力に乏しいという問題がある.本論文ではAAWPモデルを拡張し,感染確率を動的に扱うことで,より表現力の高いモデルを提案する.さらにこのモデルを用いて既存モデルや実際のワームの感染を表現することを試みる.

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