情報処理学会第84回全国大会が愛媛大学の城北キャンパスでハイブリット形式で実施されました.私はもともと現地参加の予定でしたが,まん延防止対象都道府県に大阪が指定されていたためオンラインで参加しました.
私が参加したのは3月4日のヘルスケア情報の利活用に資する匿名加工技術の実現に向けて 〜 匿名加工コンテストPWS Cup 2021 〜というイベントです.そのイベントでは匿名化技術を競うコンテストのPWS cupの結果についてのや成績上位チームの解説,さらには背景となる実際の現場での匿名化技術の用いられ方についてのパネル討論が行われました.
各チームがどのような手法を用いたか,今回用いられた手法が実際にはどのように使えるかという話は非常に興味深いものでした.特に興味深かったのは現在研究されているレベルの匿名化技術では非常にデータの活用が難しくなることやk=1の-k匿名化が実際の現場で用いられていることでした.このような実務における話を聞けたことは今後の研究活動においても役立つことと思います.

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